ストリートワークアウト用の自作鉄棒を作ろう!

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皆さんはストリートワークアウトのトレーニングをやっていて困ることはないでしょうか?

恵まれた環境であればそれほどないと思いますが、僕には困ることがあります。

それは・・・近所に高鉄棒がない!

なくてもそれなりにトレーニングはできるんですが、やっぱり欲しい!

ということで、今回のお題は‶鉄棒の自作”です!

自作してかれこれ1年以上経つので、使ってきた感想も踏まえて書きたいと思います。

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鉄棒自作~デザイン・作り方下調べ編~

まずはどんなデザインの鉄棒を作るかを構想。

DIYにとってこの準備段階が一番大事です!

といっても僕の性格的に、まず行動するタイプなのである程度ざっくりですが・・・

一番最初に思いつくのは単管とシンプルな単管クランプで作るやつ。

あれでも必要十部だし安く済むんですけど、家の庭に建てる以上はある程度見た目をおしゃれにしないと嫁にダメ出しされちゃうので( ;∀;)

ストリートワークアウトが盛んな海外にはおしゃれな鉄棒があって、そのデザインが頭から離れないってのもあるんですけどね。

カッコいい・・・

こういう鉄棒っていくらするんだろうな~って調べたら、似たようなやつがamazonにありました!

さすがamazon。

世界的な大手健康遊具メーカー「Kenguru Pro」製造の大人用エクササイズ器具です。老人福祉施設 ・子供向け施設 ・自治体公園 ・スポーツ施設 ・障がい者施設 などへの導入実績豊富です。取り付け工事不要!プレート式になっているので、室内や屋外、平らな床や地面に置くだけですぐに使用できます。持ち運び簡単♪ (床への穴あけは不要)高さも自由に調整OK。ネジ回しで大人から子ども用まで高さを自在に変えられます。電動インパクトドリルで簡単に組み立てできます。さび止加工済み 雨の日や水への耐久性も十分です。
¥448,000 (2021/02/24 22:30時点 | Amazon調べ)

値段は約45万・・・僕のお小遣いでは到底買えませんw

しかしこのデザインは捨てがたい・・・

鉄棒自作~材料・値段調べ編

いろいろと悩んだ末、とりあえず値段のことは考えずにデザイン・設計をしてみて、いくらかかるかシミュレーションしてみることに。

値段のことで妥協してあとで後悔しても嫌だし、高かったらそのあといらないものを引き算方式で省いていけばいいやってことでw

ということでできた図面がこちら↓

※高さに関しては要調整!下段に記載してます。

単管ベース部分はモルタルとかいろいろ考えましたが、‶簡単かつ安く”がモットーなので、ボルト付きクランプで固定して地面に埋めることに。

材料と値段はこんな感じ↓

※値段は主にネット通販を参考に記載

思ったより安い!

この図面と材料一覧を作る前に市販品の鉄棒やらいろいろ見て、だいたい5万円くらいを覚悟してたんですが、これは想定外。

でも、図面では筋交いが入っていないので、強度とかどうなんだろうな~( ;∀;)

もし弱かったらまた買い足しになっちゃうけど、想定してたよりは安く済みそう。

それでもさすがにお小遣いでは買えないなw

あとは御上(嫁)の決済が降りるかどうか・・・(; ・`д・´)

鉄棒自作~材料買い出し編

その後、何とか御上の決済が下りたので、いざ材料買い出しへ!( *´艸`)

単管やクランプなんかはお店で結構値段が違ったりするので、(誤差だけど)貧乏人の僕はいくつかホームセンターを下調べ・・・

結局一番遠いけど一番安い‶パワーコメリ”へ・・・

メイン材料の単管パイプ売り場へ行って安さに衝撃を受けました(*´Д`)

カインズ通販よりはるかに安い。

なにはともあれ、他にも品物を吟味しながらすべての材料購入。

DIY好きにとってこの瞬間が最も楽しい時間です( *´艸`)

ほっとくと何時間でも店にいられますw

鉄棒自作~材料確認編

材料もそろったことなので、いざ作成!

とりあえず買い忘れがないか、材料の再確認。

次に単管ジョイント。

ジョイントは種類が多くて購入するときかなり面倒だったので、ネット通販のほうが楽だと思いました。

一応分かりやすいようにリンク張っておきます。

そういえば材料一覧図に塗装材料入れるの忘れてましたw

塗装は大事ですよね!

  1. 塗装下地材 ミッチャクロン (1缶で足りました)
  2. 鉄部用屋外ペンキ艶消し黒大×1
  3. 鉄部用屋外ペンキ艶消し黄中×1
  4. ペイントうすめ液×1
  5. ペンキ用ミニバケツ×2
  6. 刷毛×2

塗装材料は画像分を買っても3000円程度でした。

僕が購入したコメリとリンク先とではだいぶ値段が違いましたので、その点ご了承ください。

今回使ったペンキは結構粘土が高めだったので、ペイント薄め液も準備しました。

どうせ刷毛を洗う時にも使うので必需品ですね。

以上、設計図と材料一覧通り買い忘れはなし。

この時点で買い忘れがあれば買い足しておきましょう。

経験上作成途中で買い足しに行くのは面倒ですし、心が折れます( ;∀;)

鉄棒自作~作成編

設計図はとりあえず作ってましたけど、とくに作成手順は綿密に考えているわけではないので、考えながら作成していきます。

始めに塗装することも考えましたが、作業中に塗装が剥げる恐れがあったので塗装はある程度組み立ててから。

とりあえず一番面倒なのが束石を埋める部分・・・

どれくらいの高さにするかによって掘る深さも変わるし、地面の硬さ次第ではそもそも掘れるかどうかが変わってくるので。

一応建築時の図面を確認して、地面の下には何もないことを確認済み。

あるのは汚水配管ぐらいでそれさえ避けてればOK!

まずは一番下側にあたる部分の単管を仮組して、束石の位置を確認。位置が良ければ掘っていきます。

まさかこんなところで子供の砂遊び道具が役に立つとは・・・

深さ40~50㎝ぐらいの穴を4か所・・・本当だったらきっちり高さ出すんですけど、この時すでにまぁまぁの疲労感・・・

僕の面倒臭がりの性格が言います・・・『適当で良し!』

まぁ適当とはいっても、一応束石の下に家にあった砕石ぐらいは敷いてますがw

束石を取り付けた単管を実際に立ててみて、高さを見ていきます。

結構いい感じです。

ここまで来たら後は流れに乗って、仮組みしていきましょう。

ジョイント金具を締めるのに使ったのはソケットレンチセット。

僕はバイクをいじるためすでに持っていたので、持っていない方はあったほうがいいです。

支柱4本と下側の枠組みを組み終わりました。

若干歪みはありますが許容範囲(;´∀`)

想定以上に上手くいったので、ベース穴の掘り直しをせずに済みました!全貌が見えてきた・・・(;´∀`)

全てのパイプを仮組みして、水平やゆがみを確認・・・

水平は結構大事なので、きっちり取りました。

ここまで来たら本締めして8割完成!

あとは塗装と余ったパイプのカットだけ。

とりあえず自作鉄棒の全体像が何となく見たかったので、一旦すべてのパイプを本締め。

次は余分なパイプのカットです。

材料には入れてませんでしたが、僕は持っていなかったのでディスクグラインダーも購入しました。

2980円という激安品。

面倒なので鉄棒に組んだまま余分なところをカットしていきます。

いや、効率がいいというべきか・・・

かなりスッキリしました!

ここで試しに子供に使わせて強度確認。

ドキドキの瞬間・・・

OKばっちり!もうちょっと揺れると思っていましたが、予想以上に頑丈です。

ただ、地面を掘る深さを少しケチったので、自分が使う部分にかなり高さが出てしまいました。

単管と同じ長さなので、高さ2.5m・・・わかってはいたんですけどねw

もう疲れてできませんでした(笑)

まぁなんとかなるでしょ!

さあいよいよ大詰め。パイプの塗装です。

全部組んだ状態だと上のほうの塗装がきついので、手すり部分のパイプとクランプは別で塗装します。

パイプ表面の汚れを適当に落とした後、下地材のミッチャクロンをしっかり吹き付けていよいよ塗装です。

手で握る部分は画像のようにして塗りました。

一番曲者だったクランプ・・・丁寧にやろうとしても無理だったので、途中から適当に・・・

あとは本体の鉄棒を塗るだけです・・・

枠組みは脚立を使って高いところまで塗装・・・

ムラにならないかな?

そして・・・念願の鉄棒がついに完成!!

塗装ムラが一番気にかかりましたが、黒い部分はつや消し塗料にしていたためそこまでムラは目立ちませんでした。

足元部分のパイプはどうせ塗装が剥げるだろうということで塗装なし。

高さがかなりあるので、握る部分のパイプの高さ調節がしやすいところはないかな~と、

設計図と違うところに組んでみたりもしましたが・・・やはりバランスが悪く揺れがかなり出てしまうので、画像の位置で決定。

とりあえず高さについては下にブロックを置いて対処することに。

実際に使ってみましたが、高さがある割にはマッスルアップをしてもそこまで揺れません!

がっつりストリートワークアウト系の技をやるとかなり揺れますが、バーダンスやフロントレバー、バックレバーのトレーニングをするにはなんの問題もありません、むしろ予想より頑丈です!

金銭的に余裕がでてきたら、筋交いを入れて補強すれば強度的にも完ぺきになりそう(^O^)

このままでも十分仕えるので、少しづつ追加していこうかな・・・

1年経過しての使用感

作成してからかれこれ1年以上経ちました。

細かな部分(ネジ部分)に錆などが発生はしてますが、全く問題なく使えてます。

現段階ではアクロバットのような激しく動く技はできないので、とりあえず懸垂やマッスルアップ、プランシェのためのチューブトレーニングの際に使用しています↓

アクロバットなんかをやると激しく揺れそうですが、スタティック系のトレーニングであれば全く問題ありません。

後々筋交いを入れて補強すれば、強度的にも問題なさそうです!

※追記 高さ調整!

やはり2m50cmという高さはどうしても使いづらく、令和2年10月2日に高さ調整のため単管のカットを実行しました!

安全面などを考慮すると一旦バラしてからカットするのが妥当なんでしょうが、そこは僕のずぼらな性格が許しません…(笑)

そのままの状態でディスクグラインダーを使用してカットを実行!

これまた意外とスムーズに進み、平行も崩れることなく無事に高さ調整が完了しました。

カットしたのはほんの10cm強ですが、それだけでもかなり使いやすくなりました。

少しジャンプして届くくらいの高さがベストですね。

この辺りは自分の伸長に合わせて調整が必要かと思います。

まとめ

ということで、想定していたよりは安くていい鉄棒ができました。

デザイン的にもまぁまぁの仕上がりで合計3万円ちょい!やってみるもんですね~。

僕と同じように家に鉄棒を作りたいと思っている方は参考にしていただけたらと思います。

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この記事を書いた人

【WSWCF認定ストリートワークアウト国際トレーナー】
YOUTUBEでフランク・メドラノやハンニバル・キングのワークアウト動画を目にしてから、ストリートワークアウの魅力に憑りつかれる。現在は山口県岩国市を拠点に活動するKSWC、『KONG STREET WORKOUT CLUB』を立ち上げ、クラブ代表としてストリートワークアウトのトレーニングに励む。R3.1月にストリートワークアウト国際トレーナー資格取得し、田舎でもストリートワークアウトが盛んになるように、サイト運営やクラブ活動、地元公園でのトレーニングを通してストリートワークアウト普及活動を実施中。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • こんにちは。自宅に鉄棒が欲しいと思い、色々動いていたのですが値段などを見て諦め、エクステリア屋さんにも前例が無いとOKがでず諦めかけていました。
    そんなタイミングでこちらの記事に出会い、とても参考になるなと思いコメントさせていただきました。このまま自宅に欲しいくらいです(笑

    ここで質問なのですが、夏場になるとパイプが暑くなったりすることはあるのでしょうか?また、風で飛ぶなどの心配はあるのでしょうか?

    もしよろしければ質問に答えていただけると嬉しいです😃

    • かーーずやーーんさん、始めまして。KONG STREET WORKOUT CLUB代表の山縣です。返信が遅くなり申し訳ありません。

      自作鉄棒記事へのコメントありがとうございます。僕も鉄棒作成前にかなり四苦八苦したので、参考にして頂けてとても嬉しいです!

      ご質問の件について回答させて頂きます👇

      ①夏場の鉄棒の熱さ
      夏場は炎天下の下に設置した場合、それ以外の時期と比べるとやはり熱くなります。 しかし、どうしようもないくらい熱いというわけではなく、水を含ませたタオルで拭いてやると握れるくらいの熱さなので、冷却スプレーなどで冷やせばすぐに冷えるかと思います。
      おそらく表面に塗った塗装が功を奏したのではないかと思います。塗装していない裸の単管だと、物凄く熱くなると思います。

      ②風の影響について
      僕が作成した鉄棒では、今のところ台風が来ても全く影響はありません。周りの建物の状況にもよるとは思いますが、すべての支柱を30〜40cm埋めれば、全く心配はいらないかと思います。

      ブログ記事へのコメントは中々もらうことが少ないので、記事を読んで頂いていることを実感でき、本当に嬉しく思います。今後ともお力になれることがあれば、微力ながら協力させて頂きますので、遠慮なくご連絡下さい!

      • ご丁寧に質問に答えていただきありがとうございます😊

        とても参考になる答えを聞けて嬉しいです⭕️うちの庭には近所の子供達もたくさん入ってくるので熱問題はなんとかせねば💦そこさえクリアできそうなら近々つくってみようかなって思ってます⭕️

        僕は筋トレ初めて間もないですが、マッスルアップ、プランシェ、鯉のぼり、片手懸垂など、やりたい事だらけなので、コツコツと進めて成果出せるよう頑張りたいと思います🔥アキラさんのご活躍も応援させてください📣

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